wingetのプレビュー版が公開されたので、他のパッケージ管理ソフトとかと一緒に使ってみる
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はじめに
2020-5-13 に Microsoft より、 winget のプレビュー版が公開されたので、 これを気に windows で使えるパッケージソフトをひととおり試してみました。 今回は VS Code のインストールを行っていきます。
試したパッケージマネージャは
- winget
- chocolatey
- scoop
- AppGet
- Npackd
です。
winget を使う
- GitHub のページから Microsoft.DesktopAppInstaller_8wekyb3d8bbwe.appxbundle をダウンロードする
- 起動してインストール
- powershell を起動して vscode をインストールをする
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これで vscode がインストールされます。 結構楽にインストールできましたが、アンインストールは今のところないっぽいです。 因みに、パッケージ名が複数あった場合は同じ名前が複数個あると言われるので、Id を入力すれば OK です。
以下の画像の例では、git が被ってます。
winget install Git.Git
で一番上の Git をインストールできます。
インストールできるパッケージはwinget search
またはパッケージリストから確認できます
chocolatey を使う
- Chocolatey Software | Installing Chocolateyからインストール用のコマンドをコピーする
- powershell を管理者で起動した後、[1.]でコピーしたコマンドを実行する
- インストール後に vscode をインストールする
- インストールするかを聞かれるので y を押して開始する
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scoop を使う
- Scoopから Install コマンドをコピーする
- powershell を起動した後、[1.]でコピーしたコマンドを実行する
- インストール後にエクストラバケットを追加する
- vscode をインストールする
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AppGet を使う
- 公式より、インストーラをダウンロードしインストールを行う
- vscode をインストールする
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Npackd を使う
Npackd はインストールコマンドを叩きましたがコマンドが使えなかったため、省きます。
使ってみて
winget は使いやすいと感じました。 しかし、今の段階でパッケージマネージャを使う分には、やはりパッケージ数が多く安定している chocolatey や scoop、Appget を使ったほうが良いと思います。 個人的には Program Files に保存してくれる chocolatey がオススメです。 Appget は使いやすいのですが、やはりパッケージ数が心もとないです。 scoop も悪くはないのですが、デフォルトの設定では path が scoop 独自のものになるため、各ソフト内で参照している exe ファイルを自分で設定することになる場合があります。 なので、scoop を把握していない人が気軽に使うとちょっとややこしくなります。
まとめ(2020-05-21 時点)
winget | chocolatey | scoop | AppGet | |
---|---|---|---|---|
パッケージ数 | 166 | 7771 | 2693 | 893 |
デフォルト インストール先 | Program Files | Program Files | User/scoop/apps | Program Files |
scoop bucket 内訳
702(main)+1004(extras)+131(games)+107(nerd-fonts)+27(nirsoft)+186(Java)+90(Scoop-JetBrains)+65(scoop-nonportable)+381(PHP)
パッケージ数で見るとやはり chocolatey が圧倒的です…