kasperskyが入っているMacでhomebrewなどのパッケージ管理ソフトを使いinstallするとエラーがでる問題を解決した

 2020-7-5 |  2020-7-14 |  2 min read


エラー画面

はじめに

mac のパッケージマネージャーである homebrew にて、インストール時に

1
curl: (35) LibreSSL SSL_connect: SSL_ERROR_SYSCALL in connection to example.com:443

といったエラーが発生したため、調査および解決策をまとめてみました。

TL;DR

  • ウェブ保護を無効にする
  • 各パッケージマネージャに CA 証明書を設定する

原因調査

発生しているエラーがどういったものかを調査したところ、

  1. エラー内容の通り、SSL 周りでエラーが発生している
  2. WSL(Windows Subsystem for Linux)でも同様の問題が起きている
  3. kaspersky がいたずらしているみたい

ということが分かりました。 どうやら、ウェブ保護を行う際に Kaspersky さんが MITM(中間者攻撃)の動きをしているため発生している問題みたいです。

中間者攻撃はJPRS 用語辞典|中間者攻撃(man-in-the-middle attack)がわかりやすいです。

Kaspersky 的には、

「中身をチェックして確認してから渡したるわ」

ということだと思うのですが、これのせいでダウンロードできなければ意味がありません。

解決策 1

セキュリティ的危険が伴う可能性があります。

ウェブ保護を無効化します。Windows ではポート単位で無効化できるみたいですが現在(2020-07-05)の Mac 版 Kaspersky には詳細設定がないみたいです。なので、ウェブ保護全体を無効化するしかなさそうです。

カスペルスキーの環境設定画面

解決策 2

参考にした Qiita のエラー文面とは違いましたが、おそらく同じ原因なので掲載します。 CA 証明書を設定して、「Kaspersky は間に入っても良いですよ」という設定にすることで回避ができるみたいです(未検証)。

やり方は[参考:6]を参照してください。

さいごに

あちこちのパッケージマネージャに設定するのはちょっと面倒くさい。

他に良い方法を提示されている方、知識を持っている方は是非連絡ください。

また余談ですが、WSL では 2019 年あたりに解決されている問題らしい[参考:3](できてないと言っている人もいる)ので、もしやすると Kaspersky 側で対応されているのかもしれないです。

参考

  1. Hi! Great tutorial! - Lucas Paiva - Medium
  2. apt-get update connection failed · Issue #761 · microsoft/WSL
  3. Kaspersky Lab Forum: Archive
  4. GitHub への git clone/pull/push 時に SSL 証明書まわりでエラーが出るときの本当に正しい対処法 - Qiita
  5. カスペルスキー入れたらネットに繋がらなくなった?! | こすもっちは行く ♪
  6. npm で SELF_SIGNED_CERT_IN_CHAIN が出るときの対処法 - Qiita

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